当寺は筑紫教会の主管者、初村松静師が初村覚善師に移管され、後に昭和43年9月、寺院に昇格し眞龍雲寺となった。抑も信仰の源流は境内滝壺より出現せし役行者にして、石鎚山大権現から遷座されし尊像を本所と為す。本尊浪切不動明王は明治期廃仏毀釈の砌、眞龍雲寺奥の院の岩影から湧出されし尊像にて、人々の信仰を集めたり。昭和47年5月、永光覚園師が尊住となり、衆生教化、華厳正法の弘通に務めらる。時は移り平成10年1月、佐藤慧海師本寺尊住にして法燈を継承さる。師は昭和50年10月、清水公照管長猊下を戒師に仰ぎ、東大寺東南院道場に於て得度。
眞龍雲寺の御本尊は、「浪切不動明王」。お不動さまは、私たちの心の迷い・煩悩を取り除き、全ての人を救うため、忿怒のお顔を示されています。また、ご奉仕をする心の大切さを私たちに教えるため、奴僕の姿になっています。右手に握っておられる利剣は「悟りの智慧」を象徴し、心の迷いを断ち切ってくださいます。そして左手に持っておられる羂索の縄で、煩悩を縛って封じ、正しい教えの道へと導いてくださいます。お不動さまがお座りになる磐石は、全ての人を救うため、あらゆる苦難に耐える決意を表しています。
1953年生まれ。1974年に「色即是空、空即是色」「一即一切、一切即一」等の仏教哲学に魅せられ、仏道修行し、1975(昭和50)年の冬、滝行中に不動明王が降臨影向され感応する。同年10月に東大寺天皇殿に於いて清水公照師より受戒、得度。1998(平成10)年1月に眞龍雲寺住職に任命される。
2000年生まれ。2016(平成28)年10月、16歳にて東大寺天皇殿に於いて狹川普文師より受戒、得度。2022(令和4)年には奈良時代より1270年以上も続く伝統的行法である東大寺修二会(お水取り)に仲間(ちゅうげん)として参籠。同年9月、四度加行満行。華厳・唯識に関心を持つ。宗教法人 眞龍雲寺の責任役員を務める。
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